こんにちは。小豆太です。
先日、約2年ぶりかな
母方の祖父に会いました。
ここしばらくは帰省してもコロナの影響で会えていませんでした。
その時のちょっとした話です。
祖父は認知症。私の顔はもちろん、母の顔もわからない。
祖父は、数年前からちょっとずつ認知症が進行。
私が会いに行っても分かっているような、分かっていないような…
その後、デイケアに入り、より会う機会が減っていました。
そんな祖父と久しぶりの再会。
コロナの影響で面会謝絶。
実の娘の母や、祖母もかなり久しぶりでした。
祖母が声をかけても、母が声をかけてもやっぱり
「分からん」
の一言。
ちょっとずつ目も見えにくくなっているようでした。
そこで満を持して?(笑)
県外から帰省した、お腹に初ひ孫を携えた私の登場。
私の母や父は
「どうせひ孫もなにも分からないよ」
と思っていたようですが
私はちょっと期待しておりました。
3年前にちょっとしたことがあったんです。
やまとの人か
3年ほど前、初めて旦那(当時は彼氏)を連れて沖縄に帰省した時のこと。
せっかくなので祖父にも会ってもらうことに。
祖父はすでに会話が繋がらないことや、人を忘れてしまうことが多くなっており
最初は初孫(私)が声を掛けてもいまいちピンと来なかったようです。
ところが、私が
「この人、私の彼氏だよ。京都の人だよ」
と旦那を紹介すると
「やまとの人か」
(大和の人、やまとんちゅ:沖縄のご年配の方がたまに県外の人に対して使う。)
と声を掛けたのでびっくりしたのを覚えています。
旦那が県外の人と知ると
頭が冴えていろいろつながったようです。
その後
「やまとの人に嫁ぐのは大変だよ」
と、旦那(当時は彼氏)をけん制。
笑っちゃったけど、旦那を認識してくれたこと
私を気にかけてくれたことがとても嬉しかったのを覚えています。
そんなことがあったので、今回ももしかしたら…と思っておりました。
ひ孫、凄し。
ということで、さっそくお声かけ。
「おじいちゃん、小豆太だよ。わかる?」
残念ながら、その時は
「分からん」
と返事されちゃいました。
しかし、次に
「おじいちゃん、お腹、分かる?ひ孫だよ。あなたの初ひ孫。」
と声を掛けて、お腹を触ってもらうと
「これは、凄くおっきいなあ」
と驚いたような声。
それですら周りも少しびっくりしていたのですが
さらに、その後
おじいちゃんは、声を出して涙を流し
「ありがとう」
と言ってくれました。
その後は何かが繋がったように
祖母のことにも反応。
私の母もびっくりしていました。
命の繋がりは本当に凄い。
理屈じゃ説明できない何かがありますね。
あと少し、産まれたら絶対会いに行くから
その時も嬉しそうな顔を見せてね~